夏の上手な水分補給

リフレッシュPoint!

夏少し動くだけで汗がにじむ季節になりました。汗をかくと、「あ〜、のどが渇いた!」とお茶やジュースをごくごく飲んでしまいます。営業で外回りをしている人などは、ペットボトルが手放せない人も多いのではないでしょうか。

人間の体は約60%が水分でできています。これがわずか5%でも不足すれば、頭痛や体温上昇、脈拍亢進などの症状を起こしてしまいます。そこで、今回は夏の上手な水分補給の仕方のお話です。

人間の体内の水分は常に動いており、涼しいオフィスでデスクワークをしていても、汗・呼吸・大小便などによって2000cc前後の水分が出ていきます。つまり、飲料水や食べ物で、それだけの水分をしっかり補給しなければいけないということなのです。

血液中の水分が不足すると、血液がどろっとして血管が詰まりやすくなり、脳梗塞などの危険性も増えてきます。特に朝の体は、寝ている間の無意識な発汗や呼吸によって軽い脱水状態。血行も滞りやすく心臓に負担がかかっています。まず、朝起きてトイレに行ったら、コップ一杯の水かお茶を飲みましょう。

コップ半杯の水が体内に吸収されるまでに、約15〜20分かかるといわれています。そのため、「のどが渇いた、水が飲みたい!」と感じてから水分を補給するのでは遅すぎるのです。とはいっても、一度にがぶ飲みすると、過剰な水が胃に負担をかけ、胃液を薄めてしまいます。そのため消化不良を起こし、体がだるくばてた状態に。

コーヒー飲むなら、1回200ml程度を何度かに分けて摂取すること。1日中オフィスにいる人は、体を冷やさないためにも、温かい飲み物を飲んだり、水分代謝を活発にするカフェインの入ったものがおすすめ。

ドリンクは基本的には無糖のものを。市販のジュース類は糖分が10〜13%、スポーツドリンクでも5〜8%ほど含まれているため、たくさん飲むと糖分過多になり、肥満や胃もたれの原因にもなるので気をつけてくださいね。

がぶ飲みは胃に負担がかかってしまうので、200ml程度のものを何度かに分けて飲みましょう。1日中オフィスにいるなら体の冷え対策として、温かい飲み物や水分代謝を促進するカフェイン入りのドリンクを飲むことを心がけて。