電気の省エネ〜照明編

最近世界中で、地球温暖化の影響が心配されています。地球温暖化の原因 はCO2(二酸化炭素)などの温室効果ガスです。CO2は石油や石炭を燃やすときに出るガスで、火力発電所や車からも排出されます。CO2が増えると、地表の熱が宇宙空間に逃げにくくなるため、地球が熱くなっていくのです。

家庭でも、照明器具の選択が誤っていたり、消し忘れをしていたり、エアコンや冷蔵庫など電化製品の数が増えたり、大型化が進んだりしてエネルギー消費量 が増えて います。

暮らしを見直して、積極的に省エネしてみましょう。省エネをすればCO2 の排出量が減りますので、温暖化防止にも役立ちますし、家計も節約できます。

照明の省エネとは

照明は、部屋のなかを明るく照らしだしてくれる、生活するうえで必要不可欠な存在です。部屋の雰囲気を演出する照明インテリアとしても重要です。

照明は、その使い方によって電気使用量が異なってきます。また、照明には蛍光ランプ、白熱電球を基本に種類が豊富で、その選択によっても省エネ効果は左右されます。上手な照明の使い方、選択・購入を心がけたいものです。

照明の上手な使い方

点けっぱなしは不経済です。蛍光ランプの取り替え時期は、両端が黒くなってきたときです。
また掃除をしないでいると、明るさが低下します。

ポイント1蛍光灯は早めに交換を

蛍光灯は、長く使っていると気づかないうちに暗くなっています。明るさが落ちて も消費電力は同じなので、電気代は変わりません。早めの交換を心がけましょう。

グラフ

ポイント2暮らしのシーンに合わせたランプの使いこなしを

ランプは、大きく白熱電球と蛍光灯に分かれます。白熱電球はやすらぎを感じさせる暖かな色合いが好まれています。最近の蛍光灯は、クールで活動的になる昼光色や 昼白色、白熱電球に近いやわらかな電球色などいろいろな光色のものがあります。

ポイント3こまめな掃除でいつも明るく

ランプやかさが汚れたままだと明るさが低下します。簡単なお掃除で明るさが ぐんと違ってきますから、定期的なお掃除を忘れずに。

ポイント4ムダな明かりはこまめに消して

長時間部屋を空けるときは消した方が経済的です。(ただし、蛍光ランプを頻繁に点滅すると ランプ寿命が短くなります)

照明の上手な選択・購入

蛍光ランプは、白熱電球の寿命の約6倍、電気代は1/3以下です。白熱電球用のソケットに取り付けられる電球型蛍光ランプは、値段は高めですが、電気代は白熱電球より経済的です。
インバーター(周波数変換器)式は、すぐに点灯する、明るい、ちらつきがない、器具がコンパクトである、などの特長があります。従来の器具にくらべて、省エネ効果があります。

ポイント1白熱電球と蛍光灯を上手に使い分けて

蛍光灯は白熱電球に比べて、寿命が長く、消費電力量も30%程度少ないという特徴があります。長時間点灯する部屋では蛍光灯、雰囲気を大切にしたい和室や食堂では電球と蛍光灯を組み合わせるなど、使い分けましょう。

ポイント2電球は電球型蛍光ランプがお得

蛍光ランプは、白熱電球の寿命の約6倍、電気代は1/3以下です。白熱電球用のソケットに取り付けられる電球型蛍光ランプは、値段は高めですが、電気代は白熱電球より経済的です。

ポイント3省エネ優等生のインバーター式蛍光灯

インバーター式蛍光灯は、インバーター(周波数変換器)により、高い周波数で 点灯します。いちだんと明るい、すぐ点灯する、ちらつきがないなどの特徴があり、 従来の照明と比べると、同じ明るさなら約20%の省エネに、同じ電力(ワット数)なら 約25%の明るさアップになります。

参考:電球型蛍光ランプと白熱電球ソフト

蛍光灯の電気代は、白熱電球の3分の1以下です。しかも、蛍光灯は白熱電球に比 べ寿命が長く、消費電力も少ないので、長時間点灯する場所で使うと経済的です。
例えば60Wの白熱電球を、同じ明るさに相当する13-15Wの電球型蛍光ランプに 替えると、電気代は約4分の1、寿命は6倍になります。ランプ1個の値段は蛍光灯の方が高いのですが、トータルでは電球型蛍光ランプを 使った方がお得です。