湿気対策について

今回は梅雨時の湿気対策についてご紹介いたします。

カビ

ダニ

結露

出没環境

温度20〜25度
湿度70〜80%

好物

手垢、湯垢の汚れや食物、石鹸かすなど。他にも布や電子部品、接着剤なども大好物。

特技

すごく小さいけど力持ち

出没環境

温度20〜30度
湿度60〜80%
寝具類、畳、カーペット
皮脂などの栄養分が多く、温かくて、潜り込め隠れ家にピッタシ!)

好物

ハウスダスト
(フケ、アカ、食品くず等)

出没環境

室内外の温度、湿度の差が大きいとき。特に雨続きの後に晴天になると、湿気を含んだ空気が室内に流れ込んで壁に結露を作り出します。

好物

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カビの弱点

ほとんどのカビは温度が10度以下になると発育がにぶります。しかし、冷蔵庫の中ですら扉の開閉がはげしい夏は繁殖するというしぶとさ。
 また、エアコンはカビや細菌の絶好の棲家。2週間に一度はフィルターを掃除しましょう。そのまま使っていると家中にカビが舞い散ってしまって・・・恐ろしい(-_-♯

■もしもカビが生えてしまったら・・・

 カビが生えている所を完全に乾燥させてから、カビ取り剤や塩素系漂白剤、アルコールなどを使って拭き取りましょう。
 オススメ:濃度70%に薄めた消毒用エタノール

ダニの弱点

多くのダニは温度が20度以下で活動がにぶり、逆に35度以上になると生育できません。また、湿度が55%以下になるとぐんと死亡率が高くなります。また、通常の繊維なら織り目をらくらくと通過できるダニでも、最近開発された高密度繊維で出来たシーツやカバーで寝具を覆うと内部に侵入できません。そして、生きているダニだけでなく、死骸や糞を始末するには、洗うことが大切。シーツや布団を丸洗いすることによって家庭でも90%以上の除去が可能。

カビ・ダニをふせぐ住まいのヒント

1.晴れた日は窓を開けて風を通す
  さらに押入れのふすまも開けたままに
2.換気扇をこまめにまわす
3.換気口をふさがない
  換気扇をまわすときは空気の取り入れ口が必要
4.外出の時も閉めきらない
  防犯上可能な限り開けて、室内に空気が流れるようにする
5.エアコンや除湿機を活用する
6.洗濯物を室内に干さない
  どうしても室内干しになる場合は・・・
  ・脱水を強めにして最初の2〜3時間は外に干す
  ・エアコンの除湿機能や除湿機を活用する
7.家具と壁の間にすき間を作る
8.ガラスや窓に出来た結露はこまめにふく
  結露が出来やすい窓には新聞紙を貼り付け、水分を吸わせてそのまま回収するとらくちん
9.カーテンやドアはまめに開閉する
10.暖房をしている時は寝る前に5分間、窓を開放する

いかがだったでしょうか?

これで今年の梅雨は快適に過ごしていただけるのではないのでしょうか。
梅雨時はジメジメして気分も何となく憂鬱になりがち。
でも、こんな季節だからこそお家の中を快適にし、雨を楽しむ心の余裕を持ちたいものです。